読むの遅いし、4月は見たい新作映画がありすぎて、全く本を紹介できないカルチャー日記
3日坊主まであと1回。
遅くなりましたが、
第2回の『橋本変のカルチャー日記』、はっじまるよー!!!
1週間空けての更新ですので、2週間分紹介します。
1.『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』 2018/4/14
『天才』。この言葉を耳にすると、ワクワクする。でも、何故かそれを口にすると、諦めに近い感情で胸がいっぱいになる。高校が超進学校だった私は、何度もこの言葉を口にして、諦める理由にしていた。
勉強面は分からないけど、しんちゃんはまさに『天才』。今作でも、その『天才』ぶりが遺憾なく発揮される。そして、その隣で苦虫を噛み潰す『凡人』のマサオくん。
カンフーを先に習ったのはマサオくんなのに、しんちゃんはあっという間に追い越す。いつもなら、「相変わらず、マサオくんはポンコツだなぁ」って思うけど、今作だけは何故か思えなかった。それくらい残酷に『天才』と『凡人』が描かれていた。
あまりの『天才』ぷりに、逃げ出すマサオくん。でも、それで終わらない。逃げて、自分と『天才』と向き合って辿りついた答えに涙が自然と落ちてしまった…。自分ともまだ向き合えていない私よりも、随分と大人にみえたマサオくん。すごくカッコよかった。
2.『名探偵コナン ゼロの執行人』 2018/4/15
クレしんとかドラえもんとかと比べて、ここ最近毎年話題になっているコナン映画。劇場でもテレビでもみなくなったコナン映画を、十年ぶりくらいに観ました。話題になってるだけあって、ほぼ満席。あんなに老若男女が座席に座っているのを見たの、記憶にある限りではないんじゃないかな。
話をざっくり言うと、検察と公安と警察の権力争い。そこにコナンが絡んでくる感じです。でも、めちゃくちゃ話難しかった…。子供理解できなくね?ってくらいのトリックと内容。大人ならお腹いっぱいの満足度になるストーリーだけど、なんどもみないとね。
コナンの登場人物の詳細とかはなんとなく知ってましたが、安室透の人気を肌で感じましたね。終わった後、周りの女子たちがめちゃくちゃキャーキャー言ってましたわ。確かに、最後の見せ場はカッコよかった。ペーパードライバーだけど、安室さんのドライブテクニックを見ると、運転したくなるね。大惨事になるだろうけど。
3.『俺物語』 2018/4/16
私も猛男のように、真っ直ぐな男になりたい。そして、大和みたいな彼女が欲しい。あんな可愛くて、どんな時でも彼氏を信じて愛せるとか最高ですよ。読んでる方が恥ずかしくなるくらいの二人の真っ直ぐさにキュンキュンします。そして、あんな青春を送りたかったと、青春ノスタルジーに無理矢理浸らせる凶悪な漫画。
私、いるんですわ。アレが。小指が。…彼女が。猛男みたいに、とは言わないけど、彼女のことがすごい好きで。でも、正直付き合ってると、たまにメンドくさいな、とか思うわけで。ずっと好きって感情を持ち続けるのは結構難しい。だけど、猛男と大和の間には、メンドくさいって言葉がない。好きだからこそ相手のことが知りたいし、悩む。相手に対して、マイナスな感情を抱かない。こんなに「好き」をずっと抱いてるカップルを描ききった、原作作画のお二人に拍手喝采です。
現実はフィクションほどうまくいかないけど、彼女を最後まで愛し続けます。
4.『少女ABCDEFGHIJKLMN』 2018/4/20
舞城王太郎が大好きな私。是非、彼と最果タヒの二人で対談してほしい。二人に「愛」を語ってほしい。
短編4つを収録した作品。一番心に残ったのは、『わたしたちは永遠の裸』。殺した相手を身ごもる、という都市伝説がある世界で、それを検証してみようと二人の女子高生が…、というお話。設定が少し恐ろしいけど、流石は詩人というか、文章がどうしようもなく優しい。もちろん、他の短編にも、全ての文章に温もりを感じる。だけど、どこか諦めに近いものを感じて。それは多分、あとがきで言っていた「不幸に突き進んでいく、そのエネルギー。愛情って言葉はそこに飾られるべきだった。」に集約してるんじゃないかな。
舞城がナイフでグッサグッサと容赦なく刺してくるなら、彼女は優しくギュっと抱きしめてくれるイメージ。こんな対照的に「愛」を書ける人がこの時代にいて、それに触れられるなんて幸せだ…。ルミネの広告で彼女の詩に出会えたことに感謝です。
5.『いぬやしき』 2018/4/21
日本映画でこんなすごいCG映画あった?ってくらいカッコよかった。そんなにCG映画みてないだろ、って言われたらそこまでだけど。原作を読んだことあるので、戦闘シーン大丈夫か?と心配してたけど、なんのその。新宿の空中戦は、目が回るくらいグルグルするし、肉弾戦はまるで鉄拳のコンボ。ハリウッドのCG戦闘シーンは言わずもがなだけど、日本もやれるじゃん!と見直しましたね。
冴えない親父を演じる木梨憲武といきすぎた正義を持つ高校生を演じる佐藤健。そんな二人が、ひょんなことから超技術を手にする。医者お手上げの難病を治したり、画面の向こうから狙撃できたり、ミサイルを放てたり、口座のお金を無制限で増やせたり。夢のような力を、全く正反対なことに使う二人が出会い…というお話。佐藤健の初めてみせる悪役面はキュンキュンしますね。あと三吉彩花ちゃんがとても可愛くて良かった…。手に汗握る映像と役者の表情に釘付けになった作品でした。
以上となります!!
いやぁ〜、書くの大変ですね…。
今回から、もう少し書いた方が色々伝えられるかな、と
文字数を増やしたんですけど、増やしたら増やしたでキツイ。
あと、口調が定まらなくて、どうすればいいのか現在思案中です。
と、いうわけでこれにて。
また来週か再来週お会いしましょう!!!